2020/04/02 16:02


ヤマハFG-580。'72/07~'74/07(グリーンラベル)トップ/スプルース単板、サイド/ニューハカランダ、バック/ニューハカランダ単板、ネック/アフリカンマホガニー、フィンガーボード、ブリッジ/黒檀。赤ラベルからモデルチェンジされたグリーンラベルのモデルで、70年代前半のこの当時の¥58000というのはかなりの高級機種です。
ピックアップはL.R.BaggsのANTHEM SLというモデルで、アンダーサドルのエレメントとブリッジプレートに貼り付けたコンデンサーマイク(TRU・MIC)をブレンドして出力するというもの。
こういうタイプのP.U.は扱ったことがなかったですが、ピエゾとコンデンサーマイクのブレンドというものに興味があった(マグネティック/ピエゾ、マクネティック/コンデンサーマイクというのは以前から多くありますが)し、なによりもブリッジプレートに貼り付けるタイプ(グースネック的なやつは多いですが)のマイクというのがどんなものなのかだいぶ興味をもっていました。
そこへ知人であるN氏が取り付けの依頼を持ってきてくれたのです。
エレメント式のピエゾはサドルとの密着具合がデリケートなので、ちょっと慎重になりましたが、その他はプリアンプ一体のエンドピンジャックも含めて全てが配線されてセットになっているので、ボディの加工だけであっさりと完了して、ずいぶん親切なセットであるなと思いました。
もちろんそれなりの工具は必要だし、内部のブレーシング形状によってはマイクの張り付け位置が難しいかも知れないし、ある程度の知識や経験は必要であるとは思いますが。
音に関しては、、これはもう好みを含めて感じ方に個人差があるので、断定的なことは言えませんが、たしかに内部に今までの方式(にもいろいろありますが)で入れたコンデンサーマイクよりハウりにくい(もちろんハウリングしないわけじゃありません)感じがするし、(貼り付け式の)ピエゾに多い高音だけキラキラしてしまう感(これも貼り付ける位置でだいぶ違いますが)もだいぶ少なくまろやかで、いわゆる原音に近い、、という感じがします。が、逆に言うとガシャーン!としたパンチみたいなものが薄いようにも思います。
まー、このへんはオーナーに弾いてもらって、思うところがあればまたその都度調整、、ということになりますね。