2019/08/20 01:35
PhotoGenicは廉価なモデルですが、日頃彼女の歌を支えている大事なギターです。
先日のライブの際にストラップが外れて取り落とす、、というアクシデントがあって、幸いにもネック折れなどの致命的な破損はなかったもののナットを破損してしまい、使用ができなくなったので、なんとかしてほしいとの連絡をもらったのです。
廉価なモデルなだけにパーツ単体の供給はないだろうし、見たところフェンダーなどのものとはどうもサイズが違うようなのと、そしてもちろんできるだけ費用を押さえたいというのもあって、日頃から手元に残してあるジャンクパーツからちょうどよさそうなものを探して、加工して作ることに。
どうやら来月わりとすぐにライブがあって、それに間に合いたいということなので、あまりゆっくりと考える時間はなかったのですが、ちょうど手元あった古いヤマハのナットが、サイズ的によさそうだったので、ガツガツ削って(ストラトは生ギターやレスポールなどのようにフィンガーボードの端に乗る形ではなく、角度のないネックのためネック上方のスリットに差し込まれる形なので、おのずと形状がだいぶ違う上にこのギターのナットは思っていたよりだいぶ厚みのない薄いものでした)サイズを合わせ、フィンガーボードのアールに合わせて成形、溝の調整などをして、なんとか完成しました。
そして今日(日付変わって、もう昨日ですね)店に来た彼女の手元に無事戻りました。
これでまたこのギターが彼女の恋する歌声を支えてくれるでしょう。