2019/04/13 01:13
(KODAIRA AST-30とASTURIAS Soprano Maho17)
この間の日曜日、去年秋ころ北区のクラシックギターサークルの副会長さんのご紹介(副会長さんもときどきいらっしゃって気に入ったものがあると買ってくださったりサークルの方々に紹介して下さったりするのです)のお客様がご購入下さったKODAIRA AST-30にピックアップを着けてほしいといらっしゃって、あ、そうそう、ウクレレにも着けてほしいんだけど、、ということで、二本まとめてお預かりしたものです。
R.M.kalimba/craft&junkはお客様がお持ちになった(あるいは当店にあったものなど)ものを着ける場合以外はストックしてあるピエゾコンタクトマイクをジャックに配線して取り付けています。
プリアンプ等の付かない、かなり単純かつ原始的(?)な一ヶ所だけに貼り付けるタイプです。
これにはかなりいろいろな意見があるとは思いますが、R.M.kalimba/craft&junkとしてはたとえばアンダーサドルのP.U.よりもセッティングがデリケートではなく(もちろん貼り位置はいろいろかなり影響がありますが)強く弾いたときなどにも音のつぶれも少なく、扱いやすいと思っています。
またプリアンプなどに関しては録音などするのでなく、あまり大きくないライブハウスやホールなどで使用するならP.A.の方でコントロールできますし、あるいはどうしても自分でいじりたいということなら足元に外付けの(内蔵するものより使い勝手のよい)プリアンプを置く方が現実的だと考えています。
(もっと言えば録音ということならP.U.を使うよりもコンデンサーマイクなどでエアの音を録った方がより生本来の音が録れるものとも思います)
二本ともまず表に貼って音を出して様子をみて、だいたいの位置を決めてから穴開けなどの作業に入りました。
クラシックギターはフォークギターなどとは違うファンブレーシングなどで、コンタクトマイクの貼り位置が難しいかも知れないと思っていましたが、今回のコダイラはあまり複雑な形ではなく、わりと余裕があったので、ほぼ狙った位置に貼ることができました。
またウクレレは小さく、ギターほどのテンションもかからないからなのか内部のブレーシングもサウンドホール周りの補強のみ、エンドブロックもないといったものもモデルによってはあるので、エンドピンジャックは難しいかも知れない(その場合はサイドにジャックを設置しようと思っていました)と思いましたが、アストリアスはかなりしっかりとした造りで、エンドブロックも頑丈なものが付いていました。
また内部はブレーシングよりもそもそものスペースが狭いため少し小さめなコンタクトマイクを使いました。
このお客様はクラシックギターサークルの方ですが、もともとは演歌ギターのような弾き方が得意なようで、サークルの活動以外にも歌謡曲など歌ものの伴奏などするのかも知れません。
そういった活動で今回のコンタクトマイクが活躍してくれたらとても嬉しいなと思うのです。