2018/10/18 21:41
(左から)H942とH940(ともに70年代終りくらい~80年代はじめくらい)です。
よく似た、、というよりほぼ同じ。違うのはピックガードに花柄がついていることとブリッジサドルがアジャスタプルサドルとなっている(H940)ことだけで、他のスペックは全て同じです。
(H942はたぶん全てオリジナルですが、H940の方はペグが非オリジナルのものに交換されています)
トップ、サイド、バック/バーチ単板、ネック/ハードウッド、フィンガーボード/エボナイズドメイプル。
バーチという材は現代の日本ではギターの材としてはあまり馴染みのない材ですが、この当時(あるいは今でも)アメリカではわりとよく使われている材です。
H942の方は長い間スタンドホルダーに当たっていて塗装が溶けた跡など相応な傷、塗装の痛みがあるものの全体のギターとしての状態は非常にいい状態でしたが、H920はネックの起き、順反り、
ブリッジの歪みによる小さな浮きなどがあり少し悪い状態で、ネックをできるだけ(鉄芯が入っているだけで、アジャスタブルロッドではありません)修正して、ブリッジの歪み、浮きも修正して、アジャスタブルサドルのおかげで弦高も良好になり、それなりに弾ける状態になりました。
H942は入ってすぐにたまたま(?)来訪した高円寺の歌姫に見初められて、彼女のもとに行きました。
そしてH940の方はついこの間来訪した(女子デュオでライブなどしているという)若い女子が興味をもってくれたのかしばらく弾いて行ってくれました。
結局彼女は別のものを買って(探しに来たものが別のものだったのもあるし、あるいは予算の都合もあったのかも知れません)くれて、帰って行きましたが、どうやら女子に人気があるみたいです。
ちょっとレトロな感じや今の国産ギターにはないセンスがいいのかも知れませんね。
よく言われる高級なモデルの音ではありません。
でもちょっとサスティンの短い、乾いたブライトな音色でガツン!としたラウドな、いかにもなアメリカンギターのサウンドです。
興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。お待ちしています。