2018/08/20 17:53
ウクレレのフィンガーボードにパカっと着ければ指一本、ボタンを押すだけで基本的なコードを押さえることができる、、といった、いかにも古きよきアメリカらしい(?)発想の商品で、たぶん当時大流行したISLANDEをはじめとするプラスチック製ウクレレとセットで(あるいは単体でも?)やはり当時活躍していたラジオパーソナリティ/エンターテイナーのアーサーゴッドフリーのソングブックとともに売られてヒットした商品です。
コードネームのボタン(C、C7、F、G7、A7、D7の6個)を押すと内部でアームか動いて弦を押さえ、コードになるという仕組みです。
これとよく似た(?)楽器のオートパープもバーを押さえるとコードになりますが、こちらはたくさんの弦の中の鳴らさない弦をミュートするのとは正反対にこちらは指で押さえるのと同様に必要なポジションを押さえて音を作ります。
ウクレレは押さえるといっても簡単なコードならほとんど指一本か二本なので、むしろ自分の指のほうがいいくらいに思ってしまうけど、それはギターだのに慣れた自分だからであって、なにもまったくいじったことがない人や、あるいは子供とかだったらこれはとっつきやすくて便利だったのかな?とか。なにしろ買ったその日にすぐになんとか弾けるんですからね。
残念ながら箱はなく、表面のロゴマークも薄れてほとんど消えていますが、その他は経年の劣化等も少なく、固定用ゴムバンドも健在で、動作も問題なく、未だ実用に耐える状態です。
付属のソングブックも経年の劣化、破れ、汚れ等ありますが、比較的きれいな状態です。
そう、実際にこれを使って弾くかどうかは別にして、たとえばお店なんかであれば(いえいえ、もちろんお部屋でも)古いウクレレに着けてディスプレイするなんてのはどうですか?