2018/08/16 23:50

もとはと言えば、子供などが手近にある空箱や空缶などをボディに、モップの柄などをネックにして、針金などを弦の代わりに張って作ったりしたのであろうシガーボックスギターですが、アメリカでは今もさかんに作られ、シガーボックスギターのフェスティバルなどもあるほどです。

そもそも手近なものを代用品にして、工夫して作られたものですが、今では普通のギターと変わらないようなものや、果てはシガーボックスギター専用のパーツを作って売るメーカーまである、、なんていう少々本末転倒であるようないような、、。

 

 

これは廃材をネックにシガーボックスをボディにしたオリジナルの3弦シガーボックスギターです。サドルはフランスの大きなアンティークキー、テールピースは真鍮で作りました。

ボディのシガーボックスは木製ではなく、分厚いチップボードです。かなり分厚いので、強度的な心配はありません。(とはいえ、木製ほどではないですが)

内部にはピエゾコンタクトマイクを内蔵しているので、このままシールドをアンプやP.A.に繋いで即戦力です。(ネックはバック側に固定されているので、内部のメインテナンスが必要な場合は弦を外して小さな釘で固定してある蓋を開ける必要があります)

フィンガーボードにフレットを持たないフレットレスなので、スライドバーなどを使って弾きます。

チューニングは3弦は低い方からG/A/Gのオープンチューニングにしていますが、お好み次第で自分だけのチューニングを試してみるのも楽しいと思います。

たとえば、現状だと割合ブルージーな響きですが、1弦をBにするだけでかなりフォーキーな響きになりますよ。

 

 

オープンチューニングでバー1本でジャーンとどこを弾いてもコードになりますので、ギターを弾いたことのない人でもある意味取っ付きやすいかも知れません。

あるいはむしろ経験のない人の方がギターという概念に縛られず、感覚的に自由に弾けるかも知れませんね。

現に少し前にギター経験のない女子がこれと同じタイプのシガーボックスギターを一目惚れして買ってくれて、見よう見まねですぐにキューン!と弾いていましたよ。

あなたも自由に!ジャカジャーン!と。やってみませんか?