2018/08/10 01:34
そもそものはじまりは20年くらい前、オークションなどを通してアメリカから中古アコースティックギターを買い入れたりしていたころのことです。
古いギターと一緒に古いストラップが入って来ることが多くありました。
買っていたのは60年代~70年代終わりくらいのものが多かったので、当然ストラップもそのころのものです。
古いケースの中にギターと一緒に小さく畳まれて入って来たストラップを見て、あー、そうそう、こういう感じだったなぁ、、なんて思ったのがはじまりでした。
ここにあるのは今でもマニアの方たちの間ではプレミアが付いているような本家ACEなどのものではなく、たぶん70~80年代以降の復刻(?)版です。
今でも(アメリカからは少なくなりましたが)ギターを引き取ったりしたときに一緒に付いて来たり、あるいはどこかで見つけたりしたものを買い取ったりして、なんとなく増えて行ったものです。
もちろん新しいものではないので、それ相応に痛んでいることも多く、とくに革(復刻版は合革のものも多いですね)部分が劣化して硬くなっているものや、あるいは避けてしまっているものも。
ステッチのホツレなどはミシンでステッチし直しますが、革がダメなものは他の完全に使い物にならなくなっている革ストラップやその他の革端切れなどを使って新しく作って付け直しています。もちろんリベットも打ち直しています。
そんなふうにちょこちょこ直したり、手入れしたりした、あのころのストラップです。
今は昔と違って、テザインもシンプルなものから鮮やかなものまでたくさんあるけど、こういったジャガード織のものはあまり見かけなくなりましたよね?
もちろん今のものの方が素材的にも機能的にもずっと進化したものが多いですが、どうしてどうして、こいつもまだまだ捨てたもんじゃないでしょう?
あのころを知っている人には懐かしく、そして若い人にはちょっとレトロな雰囲気の「あのころ」のストラップはどうですか?